6日目

起きてasagohan
昨日までいたホテルでの朝食とさほど変わらない様子。
パンとかハムとかチーズとかサラダとかヨーグルトとかコーンフレークとかのビュッフェ。
ああ味噌汁飲みたいなーなんてことを考えながらパンかじってました
あれ!?そういえばインスタント味噌汁持ってきたじゃん!ってことをパンかじってたら思い出したので、明日は紅茶用のお湯使って味噌汁を飲もうと企てたのでした
そんで飯を食ったところでミュンヘン中心地へ

朝のミュンヘンです
まだこんときは9時か10時とかそんくらいだったんであんまり人通りは多くないんですけど、昼過ぎにもなるとなかなか賑やかになるところです
でしばらく歩き回って何があるのかなーと見ているとどうやら既に開いてるビアホールがあるようなのでゴー

でビール!!!
あとミュンヘン名物のヴァイスヴルスト。
ヴァイスが白でヴルストが豚って意味だったっけな、そのへん曖昧だけどとにかく白ソーセージです
茹ったソーセージがお湯に浸った状態で来ます
でこのプリプリの皮にフォークを突き刺しナイフで切って食べると…ウマーイ!!
豚じゃなくて子羊の肉だっけな?そんなんなので普通のソーセージとは違う肉の味がします
それにスパイスの風味が聞いててなかなかビールが楽しいんです
でこのプリプリの皮も歯応えが良くて美味しいんです
でこれは後日談というか数時間後に聞いた話なんですけど、本当はこの白ソーセージ、皮は食べないみたいなんです
皮を剥いて中身だけ食べるみたいなんですよね
つまりこう寿司に醤油をベッチャベチャにつけて食べる外人のような真似をしてしまったわけで、それを知ったときは恥ずかしかったものです
でも皮うまいんすよ
明太子の皮あるじゃないすか。あれ好きなんで。そんな感じ。ちょっと違うけど。
でソーセージを間違った齧り方しながらビールを啜っていると

演奏が始まったじゃないですか
この人たち、自分が来たときには既にいてこれからどこかで演奏するからその前の景気づけに来てるのかなーと思ったらここで演奏するためにいたみたい
朝から美味しいビールを飲みながら楽しい演奏を聴いてりゃそりゃご機嫌ですよ
ドイツに来てよかったなーって心の底から思いました
楽しさにつられて二杯目

この店はヴァイツェンがウリらしく、1杯目も2杯目もヴァイツェンを飲んだんですが2杯目のほうが見た目の色は薄いですよね
味も1杯目のほうがなんとなく濃いんだけど、2杯目のはホップが効いててちょっと苦味も強い感じだったかな
なんにせよおいしい!!
でベリーご機嫌になったあと再びそのへんをぶらぶら
お昼前なのでさっきの写真のようではなくぼちぼち人も増えてきた感じ
でしばらく中心地から離れる方向に歩くと、科学博物館があったので行ってきました。
ここは4ユーロくらいだったかな?学割で
んで入ってみるとやったら広いうえにやたら充実してるの
飛行機関連のものやら宇宙っぽいものやら植物っぽいものやらとにかく中身が濃いうえに量も多い
しかし読めないのでその中身がイマイチわからないのでございました
ここに来る前にビール飲んでたのでトイレに足繁く通ったり、連日の歩きすぎによる腰痛が発生していたためベンチのお世話になってみたりとか、およそ博物館において取るべきではないような行動ばっかしてました
腰痛いぜウィーヒックってなノリでしばらく歩き回っていると

ピアノが展示してある部屋に出たのでした
弾けもしないくせに触ってみたい欲だけは一人前なもので、どれか触れるのはないかなーと思ってぐるぐる回ってみたけどそんなものは一台もないのが残念でした
ただ一台だけ人が演奏しているスタインウェイのピアノがあったんですけどね
コーチっぽい人もいたから練習中だったのかなーと推測
しかしこんなところで練習せんでも…発表会に向けて度胸をつけるためだったのでしょうか
その人の演奏が上手かったので、いじれるピアノがなくてよかったなーとも思いましたものです
またトイレに通ったりベンチで休みつつ展示を見ているとそろそろお腹が空いてきたので時計を見ると14時
そういや昼飯食べてなかったなーなんてことを思いつつお腹をすかせながら足早に展示物を眺め退館したのが16時くらい
おそらく真面目に見たら本当に一日潰せるレベルの内容だったと思う
そんなんが4ユーロなんだからドイツはすごい
国が補助金出してるのかな?こういうのには日本も見習うべきだと思った
日本だと博物館で1000円くらいは普通でしょ
普通じゃなかったっけ
いや普通かどうかはどうでもよくて、自分のなかでの日本の博物館はわりと高いイメージがあるからそういうことを思ったの!そんだけ!
そんなんでお腹を空かせながらミュンヘン中心地へ歩きます
道中に奇怪な名前の寿司屋とかラーメン屋があったけどそんなものに足が誘われるほど日本食に飢えているわけではなかったので無視して歩く
んでしばらくすると賑やかなビアホールがあったので入店
入店っても、店の外にあるテーブルと椅子に座ったという形なので入店と呼べるかは怪しいものでしたけども
ドイツにはそういうスタイルのお店が結構あるんですよ
日本ほど雨が頻繁に降るわけじゃないからできるんでしょうね
でメニューには写真が載ってたのでそれを眺めているとどうにも美味しそうな骨付き肉を炙った料理があったのでそれを注文。あとビール。

予想していなくはなかったとはいえ肉がでかいの!!
この肉、見た目に反して表面がめっちゃくちゃに硬くて食べづらいんですね
ちなみに後方にある黄色いのはジャガイモなんですが、ただのジャガイモじゃなくて揚げてないポテトもちみたいな感じでした。
モチモチふにふにしてます。あまり食べたことない感じ。
でそんな肉に慣れないフォークとナイフで格闘していると、後方にいるオニイチャン二人組みから明らかに日本語が聞こえてくるじゃないですか
そんなんでその後ろの人に「日本人の方ですか?」と聞くと「あ、はいそうですよ」と日本語の返事。やはり日本語だったらしい。よかった。
ご一緒してよろしいですか?と聞きオニイチャンたちのテーブルに行こうとするとウェイターが近寄ってきて「ヘイ!お前はこのテーブルに移動するんだな?それなら今会計しろ。17ユーロだ。」と。
言われるがままに17ユーロ払ったんですが、注文したのはあのビールと肉だけなので計算ではせいぜい13ユーロくらいだったはずなんですよね
席チェンジ料なのかなーそれとも間違えたのかなーと思うも、ドイツ語喋れないし英語も12時間くらい茹でたそうめんくらいにメチャメチャなのでNOと言えない日本人っぷり発揮しておきました
んでそのオニイチャンたちと話をしていると、どうやら吉祥寺あたりに住んでる二人組みの様子
歳は1つ違いで、どういう繋がりなのか聞いてみたら「mixiの吉祥寺オフで半年前に会ってさー」とのこと。
あるんですねぇそういうの
でそのままビールを飲みながら話をしていたら、そのオニイチャンたちの片方が自分の高校のときの2個上の先輩と同期であることが発覚
しかも研修が一緒だったのでときどき一緒にランチにも行くような仲だそうで
世の中狭すぎでしょう!って話になっているとそのオニイチャンが「じゃあちょっと電話してみるわ」とその先輩に電話
電話で「あ、もしもし元気〜?いまドイツにいるんだけどさ、ミチノスケくんと会ったよ」と言うとどうやら「あ、元気だけど、え!?いやなんでその名前知ってるの」って話になった様子
「なんか日本人?って話かけられてさー、そのまま一緒に飲んでたら君の後輩だって話になってーマジびっくりしたよー」と喋り、そのまましばらく会話したのち電話機を渡され
「あ、もしもしこんにちは!あれこんばんわですかそっち?そうそうほんとビックリですよ!」などと話をして電話おわり
そのまましばらく酒を飲み、じゃあまた日本でもし会ったらよろしく、と挨拶をかわしお別れ
自分だけ大学生ってことでビールをおごってもらったのが嬉しかったです
彼らはクラブを探しに夜の街へと消えました。本場のジャーマンテクノが聴きたいらしいです。俺も聴きたいけどさ。
少し話は戻りますが、白ソーセージの話は彼らから聞いたのです。
「白ソーセージ食べた?あ食べたんだ美味しいよね!俺らも昨日食べたんだけどさ、あれ皮は食べずに中身だけ食べるんだってね!俺ら皮ごと食べてたら酔っ払ったドイツ人が隣に座ってさ、「お前ら!これは中身だけ食べるんだ!ほらこうやって!」って説教されちゃったよ(笑)」ってエピソードを語ってくれました。ドイツ人おもしれーなーと思いました。
そんでビールでいい感じになったところで宿へ戻り就寝したのでございました