イクビヨンド

このまえ行脚に行ったとき
他のみんなは楽しくSPをプレイしていたんだ。
はにかみがちな僕はずっと分からない譜面を見ていたんだ。
話題にもついていけず寂しくね。
一応みんなの番が一巡したので
僕はそっとDPのサマーバケイションを選曲したんだ。
聴き馴染んだトリップホップ、気品高いTim Leffmanのメロディーが車内に響き渡った。僕は内心得意だった。
どうだ、僕はこんなにクールな譜面を弾いているんだ 君たちとは違うんだよってね・・・・
「なにこれ?穴はないの?」
僕は自分が尊敬されるものだと思っていたので、耳を疑った、でも
「穴まだ?穴。」
密かに好意を寄せている彼女からもブーイングを浴びてしまった。
待合椅子にいたリーダー格の奴が黙ってe-amuパスを取り出すと窓の外にe-amuパスを投げ捨てた・・・僕の自作ティナたん仕様が・・・
「なにをするだよ!」 僕は声を震わせながら彼に言った。
「おまえ、発言に統一性が無い上に好きな譜面まで穴が無いのな、ホレサマバケはDPに向いてないんだろ、HyperをAnotherに昇格させて、新たにHyper譜面を追加していただけよ・・」
僕は見知らぬゲーセンで筐体から引きずり降ろされた、ゲーセン内では僕を見てみんな笑っている
屈辱に身を震わせていると、 筐体は僕を無視して閉店してしまった。
DPがアウトフェーズが僕のサマーバケーションが・・・
僕は気が狂いそうだった